巻き爪治療
巻き爪も陥入爪も同じ意味合いで表現されることが多いですが、厳密には異なる状態です。巻き爪は爪が横方向に大きく曲がり、爪の下の皮膚をつかむように巻いてしまっている状態です。そして陥入爪とは、爪の端が周りの皮膚に食い込んでしまうことで、痛みや腫れが生じたり、さらに傷ができたり膿んでしまったりしている状態のことです。それぞれが合併することも少なくありません。こうした爪の変形の原因は深爪や合わない靴の着用とされており、足の親指に起こることが多いです。また爪白鮮(水虫)が原因のこともあるので水虫のチェックも必要なことがあります。巻き爪に関しては足趾に荷重のかからない寝たきり患者さんに診られることもあります。
多い原因 | 足先に合わない靴(ハイヒールなど) 深爪などの不適切な爪切り ケガによる物理的な変形 |
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などです。また、その他にも糖尿病、足の骨の変形、ビタミン欠乏、リウマチなどがあると、爪の変形を起こすことがあります。特に、爪白癬がある場合は、爪の変形の治療と同時に、皮膚科でミズムシの治療を行う必要があります。
巻き爪の治療法
治療には大きく分けて3通りの方法があります。
治療に使用する道具によっては、保険適応外の治療となることがありますので、詳細はお気軽に担当医にご相談ください。
つめを切らない直し方(ワイヤー矯正)
爪に特殊な合金でできたワイヤーやプレートを装着して、時間をかけて少しずつ矯正していきます。ワイヤーは装着できるくらいに爪が伸びるまで待つ必要があるので、すでに痛みがある場合は難しい場合があります。
処置自体は痛みを伴わず、爪の幅を細くせずに変形を矯正することができます。
手術で爪の土台を整える治し方(爪床形成術)
指の骨の変形がある場合や、変形が高度の場合などは、骨を削ったり爪の土台(爪床)の形を整える手術が必要になることもあります。手術後もしばらくは創部に痛みがあるますので、歩行の制限が加わったり、場合によっては入院が必要になります。ただし、手術が必要なほどの変形は、非常にまれです。
巻き爪の治療により期待される効果
爪が皮膚に食い込まなくなりますので、痛みや腫れが改善します。治療後も深爪や合わない靴を履き続けると再発しますので、日常生活の改善も大切です
最後に
爪のくい込みによる炎症を放置していると、炎症が骨まで進行し、指全体が腐ってしまうことがあります。そこまで進行すると、指の切断の危険性が生じます。特に、糖尿病をお持ちの方は、痛みを感じにくいため、炎症が進行しやすい傾向があるため、注意が必要です。
できるだけ早めに治療を開始することをおすすめします。
医院概要
病院名 | 医療法人 長谷川医院 |
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理事長 院長 |
長谷川 宏 |
TEL | 095-850-2000 |
所在地 | 〒851-2211 長崎県長崎市京泊3丁目30-17 |
駐車場 | 当院敷地内完備(無料) |
診療科目 | 内科、発熱外来、消化器外科、外科、理学療法科 *巻き爪治療・プラセンタ療法も行っています。 |
アクセス | 新長崎漁港方面へ 長崎魚市手前交差点より右折(十八親和銀行方面へ)して約200m 【長崎バス】 さくらの里行き・樫山行き・瀬戸板の浦行き あじろ橋バス停下車 徒歩5分 または京泊バス停下車 徒歩5分 |
提携医療機関 | 長崎大学病院・長崎みなとメディカルセンター・日赤長崎原爆病院・光晴会病院・虹ヶ丘病院 |
その他 | 予防接種:有 健康検診:有 診療情報開示:有 |
診療時間 ※診療時間終了の15分前(初診30分前)までに受付をしてください。
午前 | 月~土曜日 9:00~12:00 |
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午後 | 月・火・水・金 15:00~18:00 |
午後休診・休診日
午後休診 | 木曜日・土曜日 | 休診日 | 日曜日・祝日 |
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アクセスマップ
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